骨盤の前傾・後傾
骨盤を横から見たときに前に傾いているのが前傾、後ろの傾いているのが後傾と呼びます。
具体的には下図を見てください。
実は骨盤の角度は民族によって傾向が異なります。
一般的に西欧諸国やアフリカ系などいわゆる狩猟民族は骨盤の前傾が大きいです。
マラソンで走っている黒人選手の姿を思い浮かべてみてください。
腰が反ってお尻がツンと上がったいますよね?
体重や上半身をうまく使った走りをするには骨格構造上骨盤が前傾しているほうがやりやすいのです。
つまり、狩猟系の民族は走って獲物を追いかけるというライフスタイルのために骨盤が前傾した骨格へと適応しているわけです。
一方、日本人は農耕民族です。
走り回る必要性もそれほどなく、わら踏みなどの動きではむしろ骨盤を後傾している方がやりやすいです。
そういうライフスタイルのために日本人は骨盤が後傾した骨格となっているわけです。
もちろん、個人差と生活環境の違いの影響も大きいですが、こういう傾向があることは頭の中に置いておいた方がよいです。
ちなみに生活環境の違いの例としては陸上競技をしている人などは骨盤の前傾が大きく、デスクワークばかりの人は骨盤の後傾している人が多いです。
いずれにせよ解剖学的に適正と考えられる骨格の位置から前傾しすぎでも後傾しすぎても身体には負担になります。
突然失礼致します。
後からのお断りで申し訳ないのですが、こちらの骨盤のイラストがわかりやすく綺麗でぜひ必要だったため、私のブログにこちらからの転用である旨を書いてお借りいたしました。問題がありましたら削除いたします。
http://riraseko.exblog.jp/19535856/
花澤さん>
手書きの図も味があって素敵なページですね。
図の転用ですがこのページへのリンクがあるのでOKですよ。
ただ、できれば「こちらのページから」ではなくて、当院の名前もしくはURLを記載していただけるとありがたいです。