MacBook Pro15のバッテリーを交換修理したついでにLCDを無償で交換してもらった件
先日、MacBook Pro15のバッテリーを有償で交換をしたのですが、そのときにディスプレイを無償で新品に交換することができました。その顛末をまとめてみました。
目次
ガタつきがではじめた
数ヶ月前からリビングのテーブルにMacBook Pro 15を置くとガタつくようになりました。最初は「テーブルが歪んできた?」と思ったのですが、カフェのテーブルでもガタつきます。
これはおかしいと思って底面を見ると、なんとなく底面が膨らんでいるように見えます。テーブルにおいて隙間をチェックして見ると、ゴム脚ではなく底面が接触していることが確認できました。
底面が膨らむ原因はバッテリーの膨張です。この問題で検索すると山ほど記事がでてきます。ひどい場合だとディスプレイを閉じられないぐらい膨らむこともあるそうです。
今のところそこまで膨らんでいませんが放っておくとそうなる可能性が高いです。膨張するとロジックボードも曲げられるのでそっちが故障する可能性も高まります。
無償交換プログラムがあるも対象外…
とりあえず、アップルのサポートページを調べてみると私が使っているMacBook Pro 15-inch( Mid 2015)は下記リンクのバッテリー自主回収プログラムの対象機になっている可能性がありました。
15 インチ MacBook Pro バッテリー自主回収プログラム – Apple サポート
「これは無料でバッテリーが新品になるかもしれない!」
と期待してシリアルを入れてみると…
と表示されました。対象外もしくは修理済のようです。この機種は整備済み品を購入したので、そのときにすでに交換されていたのかもしれません。
これで無償交換の希望が絶たれました(泣)
自分でバッテリー交換も検討
バッテリーの交換料金は19,800円(税込21,780円)です。一方で交換用のバッテリーはAmazonなどで6,000円前後で手に入ります。
バッテリー交換の割にはかなり高額に感じますが、その理由の一つはパームレストごと交換になるという点にあります。これはバッテリーがパームレストの裏側に接着されているためです。考え方によっては、2万円でパームレスト全体(キーボードも含むぽい)が新品になるのでお得なような気もします。
一方、自分で交換する場合は、パームレストに接着されたバッテリーを剥がすという作業が一番の難関です。交換手順自体はiFixitのサイトで詳しく紹介されていますがなかなかの難易度です。
接着剤を剥がすところが一番やっかいですが、接着剤用の溶剤や工具もセットになったキット(MacBook Pro 15″ Retina (Mid 2015) Battery )も$110ぐらいで販売されています(※日本に発送可能かは未確認)。
アップルに任せるか自分でやるか少し迷いましたが、自分で作業するリスク・時間を考えると「2万円程度でパームレストまで新品になるならそちらの方がよい」と判断し、自分で交換は断念しました。
なんせ、仕事でもメインで使っているマシンなので失敗するとやっかいですからね。
ディスプレイコーティング剥がれ問題
ということで、有償修理に出そうと思ったのですが、バッテリー膨張問題を調べているときに次のような記事を発見しました。
この記事によると、MacBook Pro15のディスプレイコーティング剥がれ問題というのがあるそうです。
言われてみると、私のMacも最近拭いても取れない汚れ増えてきたな…と思っていたのですが、それがコーティング剥がれでした。
購入から4年以内であれば無償とあります。過去のメールを検索して自分のMacBook Pro 15が購入された日付を調べてみると2017年6月であることがわかりました。今年は2020年なのでまだ間に合う。ホッとしました。
無償交換対象とはいえ、このディスプレイコーティング問題は日本のアップルのサポートページには掲載されていません。
何も言わないと修理してくれない可能性もあると思い、アップルに修理依頼の電話したときにディスプレイコーティング剥がれの話もしておきました。
サポートの人は無償交換の件はあまりよく分かっていないようでしたが、一応修理部門には伝えておくということでした。
「なんか頼りないなぁ」
と思いましたが信じるしかありません。
支払用のクレジットカード情報の登録と宅配業者に引き取りに来てもらう日時を決めて修理の申し込みは終了です。
申し込むと、修理状況確認ページのURLがメールで送られてきます。そのページを見ることで修理がどこまで進んでいるか分かるようになっています。このあたりはさすがアップル、よくできていますね。
梱包して発送
指定した日時に修理発送用の箱が届きます(実際は指定した日時より早い時間に来たので少し焦りました)
その場でその箱に自分でMacBook Pro15を梱包して宅配業者さんに渡します。
宅配業者さんを待たしているので少しプレッシャーを感じますが、梱包作業は同梱されているイラストを見ればそれほど難しくはありません。袋に入れて封をしてそれを箱に入れるだけです。
宅配業者さんを待たしていることもあって写真は撮りそびれました。
約1週間で修理完了
修理状況確認ページを毎日みていましたが、どうも部品の在庫がなかったようで2日間ほど部品取り寄せ中という表示になっていました。それが修理中に変わるとあっという間に発送となり、実質6日間ぐらいで修理されて帰ってきました。部品があったら恐らく2〜3日で返ってくるように思います。
配送はクロネコヤマトのパソコン宅急便というもので送られてきました。
箱を開封するとこんな感じです。ダンボールを作った低コストで合理的な梱包になっています。一番上に置いてある書類が入っているクリアファイルはアップルロゴ入りです。ちょっと嬉しいかも。
箱から取り出すとこんな感じです。新品のように保護フィルムで覆われてました。
で、修理内容はというとバッテリー交換とディスプレイユニットの交換が行われており、ディスプレイユニットの方は無料でした。
ですので、ディスプレイユニットは傷一つ無くピカピカで、パームレストも同様です。キーボードについては、外付けキーボードをメインで使っていて本体のキーボードはほとんど傷んでなかったでの違いがよく分からないです。ただ、細かな傷がまったくないので多分新品だと思います。
結果的に21,780円で外観はほぼ新品になって戻ってきたので満足度の高い修理になりました。これであと2〜3年はこのMacBook Pro15でいけそうです。下手に自分で修理するよりよかったかなと思います。
それにしても、こういった無償交換の話は自分で調べるしかない情報です。もう少しこういう情報を積極的に告知して欲しいですね、アップルさん。
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