整体師のマル秘ノート
  • 整体師の知恵袋
  • 筋肉図鑑
    筋肉について図解で説明しています。
  • 骨盤と姿勢
  • 施術日誌
  1. ホーム
  2. > 整体師の知恵袋
  3. > ぎっくり腰
整体師の知恵袋
2007.12.14. 2018.08.09.

ぎっくり腰

  • ツイート
  • シェア
  • はてな
  • Pocket
  • feedly

目次

1.ぎっくり腰とは?

ちょっとした動作で突然腰に激痛が走る急性の腰痛のことを「ぎっくり腰」といいます。西洋では「魔女の一撃」なんていう洒落た(?)名前が付いていますが医学的には「急性腰痛症」といわれています。 また、「腰椎ねんざ」ということもあるようです。

一般的には重いものを持ち上げたときになるというイメージがありますが、実際には…

床に落ちたものを拾おうとかがんだ時
くしゃみをした時
呼ばれて後ろを振り返ったとき
など日常の何気ない動作でぎっくり腰になってしまいます。

症状としてはとにかく痛くつらいもので鋭い痛みがあります。

ここでは自分で行う対処法・普段から気をつけておくべき生活習慣、施術法などについて説明してきます。

2.ぎっくり腰の原因と施術

西洋医学的にはぎっくり腰のハッキリとした原因は解明されていません。

椎間関節のねんざ
腰周辺の筋肉の損傷
椎間板の亀裂
などの説があります。

しかし、カイロプラクティック医学では

「長時間の同じ姿勢や普段の生活で腰に疲労がたまり骨盤の仙腸関節や腰椎の椎間関節が動きにくくなっている時に、無理に動こうとして腰周辺の筋肉群が損傷・炎症を起こすため」

と考えます。

実際には腰周辺の筋肉が過剰に緊張してガチガチになります。おそらくこれは患部を守ろうという防御反応だと思います。

そこで理楽整体でのぎっくり腰へのアプローチは、

ガチガチの筋肉の弛緩
仙腸関節の調整
アイシング
といった流れで行われ、施術後に動ける状態へともっていきます。
ただし、一回で完治はまず無理とお考えください。基本的には続けて何回か来ていただく必要があります。

3.ぎっくり腰の対処方法

一番早い解決法は適切な施術院に行くことがですがなかなかそうはいきません。
そこであなた自信で出来る対処法を簡単に説明しておきます。

一言で言うと

「楽な姿勢で患部をとにかく冷やす!」

です。
ぎっくり腰になると必ず患部に炎症が起こります。炎症は腫れと発痛物質の分泌を促します。これを抑えることを最優先しましょう。

アイシングの具体的な手順ですが、

  1. 冷凍庫の氷を水にいったん通してビニール袋に少量の水とともに入れる
    (凍傷を防ぐのが目的です。0℃以下の氷だと凍傷になってしまいます)
  2. 漏れないように口を固く縛って患部(痛い部分)に15~20分あてる
    患部が急激に冷え次のような状態になっていく。
    冷たい→ピリピリ焼けるような感覚→(我慢する)→感覚が麻痺してくる
    ※ 途中、大丈夫かなと思うほどピリピリしますが我慢してください。
  3. 1時間ぐらい休憩して、まだズキズキする痛みがあればまた冷やす。
    以下それの繰り返し。

どの程度繰り返すかは人それぞれです。1回でかなり良くなる人もいれば数日かかる人もいます。あなたの体の状態を見ながら続けてみてください。

またアイシングするときは最も痛みが少ない楽な姿勢で安静にしてください。
痛い側を上にして横になり、膝を曲げているのがよい場合が多いです。
うつぶせになる場合はへその下辺りに枕やクッションを入れてあげると楽になりまが立ち上がりにくくなるので気をつけてください。

ちなみに保冷剤を使う場合はタイプによります。
まず、冷えて固くなるタイプは患部に密着できないので効果が低いです。
また、0℃以下にまで冷えてしまうタイプは凍傷をおこす危険があるので、使う場合は濡れたタオルで巻くなど凍傷対策をしっかりしてください。

それから、入浴したり湿布剤を貼ったりすることは避けましょう。
患部の血行が良くなってしまい、そのときは神経が鈍感になり痛みが減りますが、炎症が拡がってしまうからです。

あと、立ち上がる時は一気に立とうとはせず、ゆっくりと動いてください。
また、歩けるようになったら積極的に歩いて体を動かしましょう。
その方が回復が早いです。

動けるようになったらお近くの整体院などで骨盤の状態を見てもらうことをお勧めします。

4.ぎっくり腰の予防について

どんなことに気をつけて日常生活すればよいのか?

腰周辺の柔軟性が低下していることが大きな原因ですので月並みですが適度な運動や適切なストレッチをするなどして体の後ろ側の筋肉(腰方形筋、大腰筋、脊柱起立筋、大臀筋、中臀筋などの臀部筋群、ハムストリングなど)をしっかりとメンテナンスしておくということです。

それと姿勢。
ぎっくり腰になる人は腰椎の前湾が少ないというデータもあるようなので普段からの姿勢にも気をつけましょう。

また、ぎっくり腰になる前に腰部に違和感を感じることも多いようなので常に自分の体に対して気を遣うことも重要ですね。

院長 院長 整体師の知恵袋 腰・背中
シェアをお願いします。
  • ツイート
  • シェア
  • はてな
  • Pocket
  • feedly

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントをどうぞ

返信をキャンセルする。

メールアドレスが公開されることはありません。

email confirm*

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

≪前の投稿
腸脛靱帯炎ー原因
次の投稿≫
炎症とは?

よく読まれている記事

  • 分解中のプリンタ ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法
  • 筋肉の基礎知識3〜筋肉の形状
  • 朝起きると腰が痛い時は・・・
  • 骨盤の男女差
  • 足の健康には硬いソールを!クロックスからBIRKENSTOCKへ

カテゴリー

  • DIY (3)
  • Mac (11)
  • その他 (5)
  • トライアスロン (24)
  • めざせ!生涯現役 (4)
  • ランニング (9)
  • 子育て (22)
  • 心臓病 (6)
  • 整体師の知恵袋 (65)
  • 施術日誌 (11)
  • 日記 (88)
  • 業務連絡 (2)
  • 筋トレ日誌 (32)
  • 筋肉図鑑 (16)
  • 自律神経の話題 (7)
  • 見た映画 (1)
  • 読んだ本 (1)
  • 骨盤と姿勢 (15)

最近のコメント

  • ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法 に Brother一択 より
    2025年03月01日
  • ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法 に ナムナム より
    2025年01月06日
  • ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法 に フジ より
    2024年08月15日
  • ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法 に 森 潤 より
    2024年03月03日
  • ブラザープリンタの廃インクパッド修理を自分でやる方法 に BROTHERちゃん より
    2024年02月18日

トップ

このサイトの注意点

このサイトは管理人の経験に基づいて作成してます。
情報の正確さは常に気をつけているつもりですが、人の体は千差万別で例外は沢山あります。
ですので、このサイトに書いてある方法を試す場合は全て自己責任でお願いいたします。

整体師のマル秘ノート

岡崎市の整体院fReeの公式ブログです。整体のネタや趣味のこと、子育てのことなどを思いつつくままに書いています。

カテゴリー

アーカイブ

タグ

まくら ストレッチ ヘルニア 低反発 体のサイクル 体操 健康 健康食品 前傾 姿勢 姿勢・猫背 寝返り 平背 後傾 朝食 椎間板 牛乳 牽引 猫背 男女差 筋肉 肩こり 肩・腕 胸椎 脊柱 腰・背中 腰椎 腰痛 読書 足・膝 頸椎 首・頭 骨盤 骨粗鬆症
  • ホーム
  • サイトマップ
  • プライバシーポリシー
Copyright© 2007-2025 整体師のマル秘ノート all right reserved