すこしのズレも積み重なると大きなズレに・・・
今日は4年に一度しかこない29日。
中学生のとき、今日が誕生日の友達がいました。
誕生日の話になるといつも
「オレは4年に一度しか年をとらん」
とか自慢げに語っていた(笑)のを思い出します。
さて、閏年というのは地球が太陽の周りを一周する日にちが365日ぴったりでないことから起こります。そのずれは1年で約6時間。4年経つと約24時間になるから1日足すとつじつまが合うといういうわけですね。
もし閏年がないと、4年毎に1日ずれていくのでおよそ120年で1ヶ月ずれることになります。750年ほど放っておくと暦と季節が逆転する計算になりますね。短い期間で見るとわずかな差ですが、長い月日が経つと大きな差になってくる例ですね。
さて、前置きが長くなりましたが体の歪みにも同じようなことが言えます。
例えば、職場でパソコンの画面がすこし右側にずれて置いてあったとします。仕事する時は首を少し右に向け続けなければなりません。
軽く右を向くことで胸鎖乳突筋という首筋の筋肉は
- 左側は常に縮みっぱなし
- 右側は伸びっぱなし
という状態が続きます。
最初の間は何も感じませんが、毎日すこしの角度でも右を向き続ける状態がず〜とつづくと・・・
徐々に筋肉はその状態で一番エネルギーを使わなくてよい状態になろうと変化してきます。つまり、
- 縮んでる筋肉はその状態でこり固まる
- 伸びている方は筋力が低下してゆるんでくる
ということになるんですね。
そして、それがある限度をこえるといろいろな症状になって出てくるんですね。
この例で挙げた胸鎖乳突筋という筋肉にトラブルがでると、頭痛やめまいなど頭の周辺にいろいろな症状が出てきます。
実はこの右を向いて・・・という話は実際に当院に来た患者さんの話なんです。
この方の場合は最初に左耳が突発性難聴になりその後耳鳴りが続くという症状でした。
触診すると左側の胸鎖乳突筋がパンパンになっており、これを弛めると症状がかなり改善されました。
で、よくよく原因を探ってみると先ほど書いたような職場環境で3年間ずっと仕事をしていたそうなんですね。
僕の好きな言葉に
「継続は力なり」
という言葉がありますが、負の継続も当然大きな力になります。
普段の自分の行動がワンパターンの姿勢で長時間くり返しになっていなか時々チェックしましょう。
ずっと同じだなと思ったらたまには違う姿勢・パターンで動くようにしてあげましょうね。
そういった小さな努力の積み重ねもまた結果に表れてきますからね(笑)
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