40代以上の人に知っておいて欲しい、生涯現役を目指すべき理由
ここ数年、私は「目指せ!生涯現役」ということを強く意識しています。
こういう話をすると「ずっと現役で仕事を続けるなんでしんどいよ」と言う人もたまにいるのですが、私の言う生涯現役は「生涯働き続けろ」という意味でありません。
「働くこともできるし、遊ぶこともできる健康で活発な体を維持しましょう」
という意味です。なぜこういうことをオススメするのかその理由をいくつか書いてみたいと思います。
目次
平均寿命が延びることのデメリット
日本人の平均寿命はどんどん延びてきています。長生きできること自体は素晴らしいことですが、現実の生活という面で見ると良いことばかりではありません。
単純な話ですが、平均寿命が延びると言うことは退職後の老後の時間が長くなり、必要なお金も増えていくことになります。よく定年後に「何があっても大丈夫だろう」と安心できる貯金額は1億円と言われています。
しかし、そこまでの蓄えが出来る人はなかなか少ないのではないでしょうか。それに加え老後の頼りにしたい年金制度は破綻していると言ってもよい状況で、これから支給年齢の引き上げは給付額の引き下げが進んでもおかしくありません。
60代、70代になっても働き続ける必要がある人が増えていくことが予想されます。
介護問題
みんなが長生きするようになると、もう一つ別の大きな問題がでてきます。それは介護です。
この記事を読むぐらいの年代の人は恐らく親が高齢者になっていると思いますが、親の介護は肉体的・金銭的・精神的にかなり大変なことです。
例えば、下の記事を読むと実際に介護に携わっている方の気持ちがよくわかります。
介護10年「頼むから、今日死んでくれ」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
この記事では次のように書かれています。
人間には親をみるというDNAがないからよ。あらゆる生命体には子の面倒はみても、親の老後をみるという遺伝子がプログラミングされてない。
これは面白い考え方ですね。でも納得できます。さらにこう続いています。
「もともとプログラミングされてないことを理性の力だけでやろうとしているんだから(親の介護を担っている人たちはそれだけで)逆にすごいと思いますね」
このことから介護にはかなりのエネルギーが必要なことがわかります。それに耐えられるだけの体力・精神力や経済力がある人はどれぐらいいるのでしょう?
また、逆に自分が介護される側になった場合、子供に大きな負担を掛けることになりますし、自分で自由に動けない、人に世話をしてもらう生活が楽しいという人はいないでしょう。
事故や病気ならしかたないですが、自分のため子供のためにも介護されなくても大丈夫な体を保ちたいものです。
来たるべき定年後に向けて何をするべきか?
なんだか不安ばかり煽っていますが、現実を見ると「定年後は悠々自適に年金生活」を実現できる人は一部の裕福な人だけとなりそうです。
「ではどうすれば・・・」
となると思います。
対策自体はいろいろ考えられるのですが、その全ての土台となるのは
健康で元気な心と体
です。これさえあれば働こうと思えば働けるし、遊ぶこともできる。死ぬ直前まで人生を楽しめる確率があがります。また経済的に余裕があって悠々自適に暮らせる人でも同じです。いくら時間とお金があっても体が思うように動かないと人生を楽しめませんからね。
そして、健康で元気な体を維持するキモになるのは
- 適度に摂生した食事
- 運動習慣
の2つです。肉体の衰えが目に見えてわかるようになる40代ぐらいから、この2つを意識した生活をすることで肉体の機能低下を最低限に抑えることができます。
歳をとって足腰が痛くなったり生活習慣病になるのは老化が原因ではなく、運動不足や偏った栄養摂取による衰弱が原因です。逆に言うとこの2つだけを少しずつでもよいから生活に取り入れていくことで20年後、30年後に大きな差がでます。
少しずつというのがポイントで、一念発起してスポーツクラブに通うとか、いきなり糖質制限やるといったような大きな変化をする必要はありません。寝る前にスクワットを10回だけやるとか、お昼の白米を減らすとかおやつを少し減らすなどちょっとした事から始めれば良いのです。
一番大切なのは習慣化して続けることですからね。
是非、よい習慣を少しずつ取り入れていくようにこころがけましょう。
このブログでもこれから習慣化のコツや、手軽に出来る運動などを紹介していきたいと思うので参考にしてみてください。
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