腰はねじれない
よく体操やストレッチなどで「腰をねじって・・・」といわれることがあります。
そういわれると骨盤や腰椎をねじるイメージで体をねじろうとする人がほとんどではないでしょうか?
でも、実は腰椎も骨盤もほとんどねじれません。
腰はねじれないのです!
その証拠に脇腹(骨盤の上に少しかかるぐらいのと位置)に両手を当てて体を捻ってみてください。
そんなに骨盤周辺は捻れていませんよね?
では、どこが動いて身体がねじれているのかというと股関節と胸椎です。
股関節は可動域が広いのでわかりやすいですね。
胸椎は肋骨が付いているからねじれないのでは?と思う人もいるかもしれません。
ても、実は肋骨は胸の前で軟骨でつながっているのでねじれる方向にはかなり自由に動きます。
まとめると、
からだをねじる・胴体を回転させるときに動くのは股関節と胸椎で、その間にある腰椎〜骨盤はほとんどねじれない
となります。
この理由は簡単で内臓がねじられないようにするためです。
身体をねじる度に内臓も同じようにねじられていては消化するのが大変ですよね?
大切な内臓をできるだけ変形させないように身体はできているわけです。
ですから、体をねじるときは股関節と胸を動かすイメージでねじらなければならないのです。
そう意識するだけで楽に大きく体をねじることができるようになります。
でも、多くの人は腰をねじろうとします。
もともとねじれにくい部分を無理矢理ねじろうとするんですから当然腰(腰椎・骨盤)にはすごく負担がかかりますよね。
そういう無理な負担が続くと腰痛や骨盤の歪みにつながってきます。
ですから身体によいと思ってやっている体操やストレッチも、動かす時の意識一つで見た目は同じでも一方は身体に効果的で、他方はカラダの歪みを増やすことになりかねません。
腰をねじるときはこれから股関節と胸をねじることを意識しましょう。決して「腰を回転させる」とは思ってはいけません。人間はロボットではないですからね。
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