朝食は健康の基本って本当?
一日3食が基本、朝食をきちんと食べないと不健康になるいうのはもう常識と言われています。
でも、本当に朝食をしっかり食べることが健康に、からだに良い事なのでしょうか?
ここではまず人間の体の24時間周期の体のリズムというものを考えてみましょう。
人間が食べ物を食べるとその流れは
消化→吸収→排泄
となります。
そして食べ物を効率よく処理できるかどうかはこの3つのサイクル(消化・吸収・排泄)が効率よく機能しているかどうかにかかっています。
そしてポイントはこの各サイクルが活発になる時間が決まっているということです。
それは次のようになります。
消化:正午〜午後8時
吸収:午後8時〜午前4時
排泄:午前4時〜正午
起きている昼間に食べ物を食べて消化。
次に、夜寝ている間に消化されたものを体に取り入れて利用(吸収)。
そして午前中に不要な老廃物を処理します。
ここでいう排泄は単に便を出すだけではなく、体の老廃物や毒素を処理するサイクルと考えてもらった方がよいです。
そして、この3つのサイクルの中では排泄が最も優先度が低いと考えられます。
というのも食べたものはできるだけ早く消化しないと腐ります。
生きるためのエネルギー吸収も中断するわけにはいきません。
でも排泄は体にため込むことである程度許容できるわけです。
さて、ここで朝食の話に戻りましょう。
朝食を食べる時間はちょうど排泄にあたります。
体内の不要なものを処理することに集中したい時間帯に食べ物が胃の中に入ってくることになります。
すると体は排泄よりも消化を優先します。
結果的に老廃物など体の不要なものを出すということが十分にできなくなります。
これが積み重なると体内に老廃物がどんどんたまり太ったり体調不良の原因になってくるというわけです。
ですから、朝食は食べない、午前中は空腹で過ごし消化器官を休ませて上げることが体のサイクルの理にかなっているのです。
そのかわりに起きている時間はしっかりと食べることが大切ですけどね。
朝、食事を抜くと集中力が低下するなどという研究結果がありますが、それは体の慣れや昼・夜の食生活も合わせた変えたかどうか?という点が抜け落ちています。
そういう意味では朝食を抜けばよいではなくて、体のサイクルにあった食生活をするというのが正しい表現ですね。
つまりは食事は昼から夕方にするということです。
24時間ずっと食べ物にありつける現代のような状況はここ数十年で起こった急激な変化です。体はそれにはまだ対応し切れていないのかもしれませんね。
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