ままごとキッチン製作日誌〜製作編その1
前回はままごとキッチンの企画・設計と材料の購入までを書きました。
今回は製作編です。製作には実質丸々2日かかってます。最初は1日でできると思ったのですが試行錯誤が多く思ったより時間がかかりました。もう1回作れと言われれば多分1日でできる・・・かな?やっぱり1.5日ぐらいはかかりそうな気がしますね。
では、さっそくいきましょう。
目次
部材のカット・穴開け
なんだかんだで一番時間がかかったのはここです。パイン材を図面通りにカットするのはホームセンターの係の方にお願いすれば機械であっという間にできます。問題はそこから。
シンクの穴開け
一番の難関はシンク用の穴開け。なんと天板とカラーボックスに2箇所大穴をあける必要があります。カラーボックスの方は見えないので適当でよいのですが、天板は穴が大きすぎると悲劇なので慎重に作業します。
まず、シンクに使うボールの直径を測り少し小さめの円を天板に罫書ききます。本当はコンパスがあればよかったのですが見つからず、代わりにたまたまちょうど良い寸法の鍋があったのでそれを使って円を罫書きました。よかったよかった。
次に罫書いた線のすぐそばに20mmぐらいのドリルで穴を空けます。そこに糸鋸の刃を通して卓上糸鋸盤にセット。あとは集中して丸くカットしていきます。力を入れすぎると糸鋸の刃が曲がりうまくカットできません。慎重にゆっくり円に沿ってカットしていきます。
大まかにカットしたらあとは現物合わせでやすりで削ります。ここが一番時間がかかりました。電動ベルトサンダーでもあればよかったのですが、この作業は自宅でやったので手作業。腕も疲れましたが苦労しただけあってピッタリはまったときはちょっと感動ものでした(笑)
カラーボックスの方は穴さえ開いてればよいので丸ではなく四角穴にしました。4角にドリルで穴を空けて、ジグソーで直線にカットしていきます。こちらはあっという間に完成。やっぱり直線のカットは楽ですね。
コンロパネルへの穴開け
コンロパネルはコンロつまみがつく板のことです。ここにΦ20mmの穴を開けます。なぜこんなに大きい穴を開けるのかというと、カチカチおもちゃの柄の太さが16mmぐらいあるからです。柄をそのまま利用するので大きな穴をあける必要があります。
これは自分で刃を買うと高いので工作室のものを使わせてもらいました。ボール盤であっという間に穴開け終了です。
ダボ用の穴開け
ダボ接合する部材にはダボ用の穴を開ける必要があります。自宅で電動ドリルドライバーで開けもよいのですが、ボール盤の方がまっすぐに開けることができるので、可能な限り工作室のボール盤で穴開け加工をしました。ダボ穴は数が多いのと精度良く位置決めするのに苦労しました。
棚の製作と天板への取付
カット・穴開け作業を終えた所で次は棚の製作。こちらはダボを嵌めて組み立てるだけです。精度よくやるのが難しいですが許容できる範囲の仕上がりにはなりました。
ここはコーススレッドネジなどでやるともっと早く作業できると思います。木工用ボンドが乾く時間を待つ必要も無いので、こだわりがなければねじ止めの方がオススメかもしれません。
棚が完成したら先ほど穴を空けた天板に固定します。これはコースレッドネジを使いました。
天板に6mmの貫通穴をあけてそこに3.8mmのコーススレッドネジを打ち込んでいます。下穴は本当は4mmぐらいがよいと思うのですが手持ちのドリルの刃が6mmしかなかったのですこし大きめですが6mmにしてしまいました。今思うと穴開け作業だけはホームセンターでやっておけば良かったですね。
カラーボックスと天板の接合
次に天板とカラーボックスを接合します。ここは組み立て順を考えながらやらないと大変。
まずカラーボックスを半分組み立てます。半分というのは片方の長い板に3枚の短い板をねじ止めするところまで。先に天板を長い板に固定していしまうと短い板がねじ止めできなくなります。穴開けのところと同じ写真ですがこんな状態です。
半分組み立てたカラーボックスに6mmの下穴を8箇所開けます。場所は4角と真ん中あたりに満遍なくという感じ。上の写真でも穴が開いているのがわかると思います。あとは天板とカラーボックスの位置をしっかり合わせてからコーススレッドネジでねじ止め。
それが終わると、カラーボックスの残りの部分を組み立てます。ここまでできると結構キッチンらしくなります。
ここまでで1日目の作業は終了。
次回はコンロ部分とドアの製作です。
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