めまいと整体
「めまいで整体?」
と思う人もいるかもしれませんが、薬を飲んでも治らなくて困っている人が時々ウチにやってきます。
めまいのメカニズム・原因には諸説ありますが、平衡感覚を処理するどこかで問題が起こっていることは確かで、三半規管や耳石などのセンサー自体の問題もあれば、小脳の働きの低下など脳自体の問題も考えられます。
だから医者に行くと耳や脳を検査してもらうことになるのですが、そこでめでたく(?)問題無しとなった方が当院へ流れてくるという感じですね。
で、実際のところどうなのかというと、うまくいけば1回でほぼ消失しますし、大抵は数回通えばおさまるようです。
どういうことをしてるのかというと、基本的には胸鎖乳突筋を中心に首回りを弛めることと、背骨の動きの改善(脳脊髄液の循環)に重点をおいてやってます。
僕の経験ではめまいを訴える方はほぼ全員、胸鎖乳突筋の緊張が強いです。まぁ、首全体の緊張が強いといったほうが良いかもしれません。
そして、顎を突き出した猫首姿勢になっていることが多い。
で、胸鎖乳突筋というのはトリガーポイント理論では頭痛やむち打ちの原因となる筋肉であり、三半規管へも影響を及ぼすと言われています。この理論を信じるならビンゴですね。
また、小脳などへの影響として脳脊髄液の循環というのがあります。脳脊髄液は物理的な衝撃から脳・脊髄を保護、頭蓋骨内圧の調整、不要物質を除去する役割があります。
不要物の除去という役割からわかるように脳脊髄液は循環する必要があるわけですが、首や背骨がカチコチで動きにくくなっている人はその循環も悪くなっている可能性があります。また内圧に影響があってもおかしくありません。
そういうわけで、後頭骨〜仙骨までを弛める方向で調整してあげることで脳脊髄液の循環も改善されるのではないかなと。
医学的根拠は薄いし経験則だけなので間違っているかもしれませんが、この2方向からのアプローチでそれなりの結果が出ているので全く的外れでもないかなと考えています。
めまいで困っている方はセカンドオピニオンに是非整体も仲間に入れてやってください!
肩こり解消というおまけ付きですからね(笑)
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントをどうぞ