自律神経はスイッチではありません!
前回の記事で、自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが重要だというお話をしました。
ただ、前回の説明だと二つの神経が上手く切り替わることが大切だという印象になってしまいます。
ところが、現実にはどちらか一方がスイッチのようにオフになることはありません。そうなったら多分死んでしまいます(苦笑)
そもそも健全な体というのは交感神経と副交感神経がどちらも高いレベルで活動している状態のことを言います。
両者が活発に活動している中で、昼間や緊急時は「交感神経がやや優位」、ゴロゴロしたりリラックスしている時は「副交感神経がやや優位」というのが健全な在り方なわけです。
ポイントは「やや」というところで、スイッチのように1か0か明確に差が出てしまったら行き過ぎということです。
そして、重要な事はいくらバランスが取れていても、そもそも両方の神経の活動レベルが低いと疲れやすく、元気もない状態になってしまうということです。
この状態の人は
「悪いところがあるわけでは無いけど、なんとなくやる気がでない、疲労感を感じる…」
といった状態になります。これはこれで人生を楽しめませんよね。
こういう人はストレスにも弱く、問題が出やすい状態だと言えます。
このように、自律神経はその活動レベルの高さとバランスの両方がそろうことで初めてベストの状態になるわけです。
次回はバランスが崩れた時にどんな状態になるか詳しく説明していきたいと思います。
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