脳細胞は走れば増える!だからみんな走ろう!
なんだか不思議なタイトルを付けましたがこれは冗談ではありません。
大まじめなお話しです。
脳細胞(特に海馬)は増やすことが可能だという話を前回書きましたが、何もしなければ年齢に伴って減少していくのは間違いない事実です。
では何をすればよいのか?
一つは記憶力が必要となる環境に身を置くことですね。
前回の記事で紹介したロンドンのタクシードライバーは、迷路のように複雑なロンドンの道を毎日運転することで結果的に脳を鍛えていました。
同じように毎日パズルゲームでもすれば鍛えられるのかもしれませんが、実はもっと簡単な方法があります。
それがタイトルにも書いた「走る」ことです。
2010年に発表された論文では東大でマウスを使った研究を行った結果、回し車のある環境で飼育されたマウスと、回し車がない環境で飼育された運動不足のマウスでは神経幹細胞の分裂数に倍ほどの違いがあったそうです。
「運動による海馬ニューロン新生の増強機構の解明 ~運動による認知症予防へ新たな展開」
これはマウスの例ですがその後の2011年には米ピッツバーグ大学などの研究チームが実際に人間を使った研究を行っています。
この研究では55~80歳の男女120人を集め無作為に、
- ウォーキング(有酸素運動)を1日40分、週3日行う
- ストレッチングのみを行う
の2つのグループに分けて1年間続けてもらいました。
その結果、有酸素運動をしたグループでは海馬の容積が左側は2.12%、右側は1.97%増加。
一方で、ストレッチングのみのグループでは逆に、左側が1.40%、右側が1.43%減少しました。
このことから、少なくとも記憶力に関しては運動をすれば年齢による低下を押さえたり、むしろ脳力アップが可能であることがわかります。
運動不足は腰痛や肩こり、生活習慣病の原因になると言われて久しいですが、記憶力にまで影響を及ぼします。
そう考えると、運動は好き嫌い関係なく
「動物としてやらなければならないこと」
と言えるのではないでしょうか?
折しも、最近は日本中でランニングブームです。あなたもランニングを始めませんか?
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