咳が止まらない患者さんの話
4月下旬に咳が止まらないという患者さんが来院されました。
玄関から入った時からやたらと咳をするので風邪??と思っていたら違ったようです。
2週間ぐらい前から咳が止まらず、病院では原因不明で自律神経失調症と診断。自律神経失調症に対応できるところを探していて当院を見つけたそうです。
詳しく話を聞くと咳以外にも、頭痛や目まいがあり精神的にも参っている様子。自律神経失調症であることは間違いなさそうです。しかしそれ以上に気になったのは猫背がひどいこと。
背中は丸く、頭も前に出ています。
こういう姿勢だと胸郭が縮まり呼吸の時に十分に動きませんし、気管も曲げられるので呼吸がスムーズにできません。今までも咳やノドの違和感を訴える患者さんを何人も見てきましたがほぼ100%猫背がきついです。
ということで、まずは胸郭の動きをよくするように施術。その後自律神経の調律(副交感神経を優位にするように刺激を入れる)をおこないました。
それから腹式呼吸の練習(最初は全然できませんでした)とアゴを引いて頭の位置を後にもってくることを指導して終了。
2回目の来院時には咳はほとんどでなくなっていました。
姿勢をチェックすると頭の位置がかなりよくなっており、頭痛や目まいもマシになってきたとのこと。やはり、姿勢が重要だったようです。ただ、頭痛や目まいは精神的ストレスの影響も大きそうなのでもうすこし時間はかかりそうな感じです。
この機会に猫背も何とかしたいということだったので、ここ最近は猫背矯正に軸をおいて通ってもらっています。
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