ハイヒールが脚の及ぼす影響〜2
だいぶ間が空きましたがハイヒールが脚に及ぼす影響の第二弾です。
前回はいわゆる足首関節につて見ていきました。
今回はつま先の方を見ていきましょう。
足の構造はアーチがポイント
人間の足(足首から先)の骨の数っていくつか知っていますか?
実は片足で28個もあるんです。
小さい骨が沢山組み合わさることで、全体重を支える精密な構造になっているんですね。
そんな足の特徴がアーチ構造。
アーチを形作ることによって体重を支えたり衝撃を吸収したりできるようになっています。
足には下図ように合計で3つのアーチがあります。
一番基本となるアーチは内側足弓、いわゆる土踏まずです。
これは骨と靱帯・筋肉の組み合わせで形作られるアーチで、この構造により体重を効率よく支えることができます。
ヒールはアーチを崩す
ここで、ヒールの高い靴を履いた状態を想像してみてください。
アーチ形状だと踵とつま先にバランスよく体重が分配されるはずが、拇指球側に片寄って体重がかかることになりますよね。
こうなるとつま先に荷重が集中し、つま先にある横向きのアーチ(横足弓)が維持できなくなってきます。
横足弓が維持できなく潰れるとつま先が横に広がります。
この状態が外反母趾です。
外反母趾の原因は足先が細い靴を履いていることだけではありません。横足弓が潰れることでも外反母趾になるわけです。
また、横足弓が潰れると拇指球のすこし外側、人差し指のつけ根あたりにタコができる原因にもなってきます。
ヒールを履く場合、足先にはこのようなリスクがあることを覚悟しておいきましょう。
このように、ハイヒールは足にかなりの負担を掛けます。ですので
- できるだけヒールを低めにする
- タオルたぐり寄せ等のエクササイズで足裏を鍛える
といった事に注意して履くようにしましょう。
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